玄関は家の顔であり、毎日必ず通る場所です。それなのに、気がつくと靴が散乱し、ベビーカーや傘、宅配の段ボールで溢れてしまう——。そんな経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

家族4人暮らしの場合、靴だけでもひとり5〜8足、合計で20〜30足以上になることは珍しくありません。加えて、レインコート、外遊びの道具、ガーデニング用品など、玄関周りに置きたいものは想像以上にたくさんあります。今回は、新築の間取りを考える際に押さえておきたい玄関収納のポイントをお伝えします。

シューズクロークは「通り抜け型」がおすすめ

玄関収納の定番であるシューズクローク。最近は「ウォークイン型」と「ウォークスルー型(通り抜け型)」の2つが主流です。おすすめは、玄関からシューズクロークを通ってホールに抜けられるウォークスルー型です。

ウォークスルー型なら、帰宅したらシューズクロークで靴を脱ぎ、上着を掛け、荷物を置いてからホールに上がれます。来客時に玄関をきれいに見せたい場合も、家族用の出入り口としてシューズクロークを使えば、玄関にはいつも何も置かない状態を保てます。

収納量の目安——棚の幅と奥行きが決め手

靴の収納には、幅90cm×奥行き35cmの棚を基本に考えましょう。この1段に大人の靴なら3足、子ども靴なら4〜5足が並びます。家族4人で30足を収納するなら、10段程度の棚が必要です。

棚板は可動式にしておくと便利です。ブーツやレインシューズのように背の高い靴も、棚の間隔を調整すればすっきり収まります。また、棚の一部をオープンにしておくと、通気性が確保されてカビや臭いの防止にもなります。

靴以外のものも収納する工夫

玄関収納で見落としがちなのが、靴以外のアイテムの収納スペースです。実際に暮らし始めると、以下のようなものを玄関に置きたくなります。

これらを想定して、シューズクロークの中にハンガーパイプやフック、小物棚を設けておくと、暮らし始めてからの「置き場がない問題」を防げます。THE BASEのGX志向型住宅でも、玄関まわりの収納を充実させたプランが用意されています。

換気と照明も忘れずに

シューズクロークは閉じた空間になりがちなので、換気計画がとても大切です。小窓を設けるか、換気扇を取り付けておくと、湿気や臭いがこもるのを防げます。

照明は、人感センサー付きのダウンライトが便利です。両手がふさがった状態で帰宅しても、自動で点灯してくれるので、荷物の出し入れがスムーズになります。

まとめ

玄関収納を考えるときのポイントは、「ウォークスルー型で動線を確保する」「可動棚で靴の量に対応する」「靴以外のアイテムの収納も計画する」「換気と照明を忘れない」の4つです。

玄関がすっきり片付いていると、帰宅するたびに気持ちよく過ごせます。間取りの初期段階で収納量をしっかり検討しておくことが、暮らしやすい家への近道です。