横幅7,280mm、奥行8,190mm。延床50.1m²(15.16坪)の平屋です。間取りは1LDKで、LDKは15.3帖。そしてこのプランでいちばん目を引くのが、建物の南と東に回り込んだ土間テラスです。屋根はかかっているのに、外周に壁がない。外でも中でもない床が、LDKのすぐ外側に続いています。
延床面積50.1m²に、この土間テラスは含まれていません。THE BASEの標準プラン資料(2026年9月時点)では、土間テラスや玄関まわりまで含めた施工面積が60.69m²(18.36坪)で、延床との差は10.59m²。見積りの面積はこちらが基準になります。部屋にしなかった10.59m²が、そのまま暮らしの余白になっている——そういう組み立て方のプランです。
| タイプ | 平屋 |
|---|---|
| 間取り | 1LDK |
| 延床面積 | 50.1m²(15.16坪) |
| 施工面積 | 60.69m²(18.36坪) |
| LDK | 15.3帖 |
| 部屋構成 | 寝室5.0帖(WIC付き) |
| 主な収納 | WIC(ウォークインクローゼット) |
| 屋外スペース | 土間テラス(屋根あり・約7.9m²) |
| 建物寸法 | 横幅7,280mm × 奥行8,190mm |
| 太陽光パネル | 6.83kW搭載(標準装備) |
※ 方角バリエーション(E:東玄関)の仕様です
外観のおすすめポイント
外壁は深いネイビーのガルバリウム鋼板。縦張りです。等間隔のリブが縦に走り、陽の当たる面と影になる面とで、一枚の壁が二つの色に分かれて見えます。屋根は片流れで、いちばん低いのが土間テラスの上、いちばん高いのが玄関の先の角にあたります。
正面に窓はなく、壁の中ほどに木目の玄関ドアが一枚だけ。縦に板を張った扉と、黒い大きめの引き手。濃紺一色の壁のなかで、明るい色はこの一枚だけです。足元はコンクリートのアプローチと2段の階段、その脇に穂の出る草と低木が植えてあります。
そして写真の左側——建物が四角く欠き取られ、屋根だけが外へ伸びている部分。ここが土間テラスです。外側の角に細い柱が一本立つだけで壁はなく、その向こうに山の緑が抜けて見えます。見上げれば明るい色の軒裏が続き、奥の壁はその影に沈んでいます。壁をつくらずに屋根だけ伸ばすと、外観にはこういう深い陰影が生まれます。
間取り図
間取りのおすすめポイント
1. 土間テラス——屋根の下にある、もうひとつの床
図面でグレーに塗られた帯が土間テラスです。南側と東側の2辺に、奥行910mmでL字に回り込んでいます。長さは図面の寸法線で、南が5,005mm、東が3,640mm。奥行910mmを掛けて合わせるとおよそ7.9m²で、畳にすると5枚ぶん近い広さになります。
外周にあたる南と東の線は、図面では点線で描かれています。壁がなく、屋根だけが出ているという意味です。南東の角には柱が1本。雨の日でも濡れにくく、それでいて風は通り抜けます。
使い道を決めきらなくていい床だと思います。洗濯物を干す、自転車やベビーカーを置く、土のついた道具を仮置きする、鉢植えを並べる、夏の夕方に子どもが水遊びをする——。室内に持ち込みたくないけれど、雨ざらしにもしたくないもの。その行き場としてちょうどいい大きさです。
2. LDKと土間テラスは、引き違い窓一枚でつながる
LDKは15.3帖です。南の壁に幅2.2mほどの引き違い窓があり、開ければそのまま土間テラスへ出られます。この窓の外側が「庭」ではなく「屋根の下の土間」であることが、このプランの効きどころです。窓を開け放しても雨が吹き込みにくく、日が高い時間は屋根が日ざしをさえぎってくれます。
一方、LDKの東側の壁に窓はありません。図面ではこの壁ぎわにテレビが描かれています。南から光を入れて、東は壁として使い切る。窓を増やさずに明るさと置き場所を両立させる配り方です。
キッチンは南西の角、建物が910mmほど南へ出っ張った部分にあります。カウンターは南北に伸び、北側にシンク、南側にコンロ。LDK側(東)を向いて立つ配置です。西の壁ぎわには、冷蔵庫と食器棚を置く場所が図面上で確保されています。
3. WICに壁はなく、脱衣室へは引戸一枚
北西が寝室(5帖)です。北隣のWICとのあいだに壁はなく、ひと続きの空間として描かれています。WICにはハンガーパイプが引かれ、衣類をここにまとめられます。寝室とWICが並ぶ西側の壁には、柱をはさんで窓が2つ。西を向いた壁なので、午後の光が入ります。
そのWICの東側の壁には引戸があり、引戸を開ければ脱衣室です。脱衣室には洗面化粧台と洗濯機の置き場、そして天井に物干し竿が1本。洗う・干す・しまうが、ひと部屋ぶんの距離に収まっています。寝室の出入口はLDK側なので、寝室からWIC、脱衣室、ホールを通ってLDKへ——と、ぐるりと回れる形になっています。
玄関は東向きです。上がってすぐがホールで、ここで西のトイレ、北の脱衣室、南のLDKに分かれます。玄関とホールのあいだに扉はなく、上がり框の段差だけ。玄関ドアの前から南へ、同じ屋根の下を歩いて土間テラスまで回り込むこともできます。
標準性能について
このプランも、耐震等級3(最高等級)・断熱等級6以上・制震ダンパーが標準装備です。太陽光パネル6.83kW、樹脂窓、無垢床、HEMSなど18項目が標準仕様に含まれ、追加のオプション費用なしでGX志向型住宅としての性能を備えます。屋根の下に外の床をつくる形は、夏に窓へ直接あたる日ざしを減らすことにもつながります。面積は絞りながら、性能と外の居場所は手放さない——そういう納め方をした1棟です。